外壁の塗装に適した季節については、秋ごろが外壁塗装に適した季節でおすすめです。外壁の塗装に使用している塗料は雨や雪という湿度に弱く、湿度が高い夏場や雨期などにおいては塗料が乾燥し壁にしっかりと塗料が食いつくまでの時間に影響を及ぼします。特に、近年の外壁の塗料は水性塗料と言って乾燥しなければ水で洗い流してやり直せる環境にやさしい塗料が登場したことでしっかりと乾燥させることがカギとなる塗料が増えました。だから、外壁塗装においては水溶性塗料が使用されている場合はできるだけ雨が少ない時期でかつ空気中の水分量が少ない秋が適切な外壁を塗装する時期になり、冬場だと、塗料が乾燥する外気温と異なる気温になるが故、塗料が固まらないという事態になり工務店や塗装会社などは外壁の塗装をお勧めしない季節とみています。
外壁の塗装に使用する塗料には、外壁に引っ付き定着する際に条件というものがあります。例をあげますと、塗料が乾燥して固まり外壁に引っ付く外気温について水性塗料の大手では、20度から25度以上の温度化で硬化が始まり定着するとあるように条件があります。条件をクリアすることで外壁塗装は工期が短縮され成功率がアップしますが、条件をクリアできないと作業が進まず工期が伸びるというわけです。ちなみにですが、油性塗料の場合、冬場や雨が降っていても時間がたてば有機溶剤が蒸発し壁に張り付くという特性があるのですが有機溶剤を必要とする油性塗料は扱いが難しく、臭いが強烈で塗りなおしが難しいという問題です。
外壁の塗装作業時に雨が降ると作業が中断されてしまうのはなぜ?と疑問に感じたことがある方は多いと思います。外壁塗装作業時に雨が降ると作業が中断されてしまう理由は雨水という不純物が吹き付けた塗料、もしくはハケなどで塗布した塗料に入り込み、色合いが変化したり塗料が定着しずらくなることが要因です。塗料は湿度が高まると水性塗料の場合は粘着力が薄まるという状態に陥ります。これは水ノリを作ったりした際、水を入れすぎると粘着力が薄まるのと同じで不純物である水が入ることで外壁への塗料の定着が下がるのです。そして、作業する人物側にも雨が降るとデメリットがあり、滑りやすくなる高所で作業するのは難しいことから塗装作業時に雨が降ると作業を中止し、雨で塗装した部分が濡れないよう工夫を凝らします。
外壁の塗装に適した時期については、雨が降らない秋ごろがベストで理由は、不純物である雨が塗料に混入することで塗料の粘着力が薄まり、壁に引っ付かなくなる可能性がある点、温度が低すぎて塗料が固まらないという問題がある点です。これらの問題は水性塗料に多い問題で油性塗料の場合、温度が低くとも乾燥しますが、雨には弱いです。外壁塗装に使用する塗料は基本的に雨に弱く、この弱点は水性だろうと油性だろうと弱点としてあり雨が降る季節に外壁を塗装することはかなり難しいです。